奨学金破産という問題が取り上げられています。そもそも奨学金とは、親の所得格差などによって、金銭的に進学が難しく、修学が困難な有能な人材に対して、学生などが安心して学べるように金銭の給付や貸付を行う制度です。

奨学金には様々な種類があるのですね。中には、返済を全くしなくてもよい奨学金もあるのだそうです。

しかし、昨今では奨学金を返済できず、自己破産するケースが広がりを見せているようです。ネット上では、「奨学金を返せないなんて自業自得だ」などという書き込みも見受けられますが、実際のところはどんな理由からそのような問題が起きているのでしょうか。

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奨学金の種類について

奨学金は、進学に必要な学費や生活費などをサポートしてくれる制度ですが、大学を卒業してから返済する「貸予型」と、返済しなくてもよい「給付型」がありますが、団体などによって異なりますので、きちんと情報収集することが大切です。

主な奨学金制度をご紹介します。

・日本学生支援機構

第一種奨学金は無利息、第二種奨学金は利息があり、どちらも返済しなくてはいけません。現在日本で一番利用されているようですね。

極めて困難な経済状況で大学進学ができない人には、給付型の奨学金制度も設けられていますが、やはり一定のレベル以上の学力が必要であるという条件付きです。

・大学独自の奨学金制度(主に私立大学)

・地方自治体の奨学金制度(親が自治体の住民であること)

・民間団体など(あしなが育英会や新聞配達奨学金制度など)

平成26年度の日本学生支援機構の調査によると、奨学金で学生生活を営んでいる大学生は約5割ということが分かっています。

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海外の奨学金は返さなくてもいい!?

最近では、経済的な理由で大学への進学を諦めるという学生が多いそうです。ところが、世界的にみて、家庭が教育に使うお金は、日本はまだまだ低いのが現状です。

元々の授業料が高額であるということも考えられます。教育が無償で受けられるのは中学生までで、高校からはお金がかかるからですね。これって当たり前のことだと思っていましたが、もしかして日本だけ!?これから高校無償化になると言われていますが・・・果たしてどうなのでしょうか。

日本の大学は世界的にみてもかなり高額で、奨学金制度も軟弱なのだそうです。

・授業料は高いが、奨学金が充実・・・アメリカ、オースとタリア、ニュージーランドetc

・授業料が安く、奨学金も充実・・・ノルウェー、フィンランド、デンマーク、スウェーデンetc

・授業料が高く、奨学金も充実していない・・・日本!

世界から見たら、日本の奨学金制度は単なる「学生ローン」と同じと見られているようですね。syougakukinn,nihon,sekai

奨学金破産は大学至上主義だから?

大学に行くことは決して悪いことではありません。学びたければ存分に学べばいいし、追求したい学問もあるでしょう。ですが、「いい大学に入ることがいい人間の条件」とか、「大学を出ればいい就職先が見つかる」というような考え方は、もう過去のものだと思ってよいでしょう。

高校でもしっかり学べるし、専門学校も多種多様に存在しています。早く就職すれば、実務経験をたくさん積むこともできますよね。

そして、企業や社会全体でも、「大卒」という視点にこだわるのをやめてもよいのかもしれませんね。

それに、30歳でも40歳でも、今はその気になればいつでも大学に行こうと思えば行けるんです。本人さえ真剣に勉強すれば!

そのような考え方を少しずつ改めつつ、奨学金制度も見直してもらえるとよいですね。

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